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子育てに活かすモンテッソーリ

ハミンモンテッソーリスクールでは、AMIモンテッソーリ教師養成コースの同期の仲間2名とともに月に1回モンテッソーリ☆ライフのイベントを行っています。子育てを楽しむためのアイデアやモンテッソーリ教育をお伝えしたいという想いで開催しています。


18回となる11月は 「モンテッソーリスクールへようこそ、」と題し、子どもも大人もモンテッソーリの活動を楽しもう!ということで、ハミンモンテッソーリスクールの3名の教師が分担して、日常生活の練習、感覚教具、算数や言語(英語)の活動のいくつかを紹介した。

モンテッソーリ教育の基本は、大人は子どもとの関係性を築き、子どもの興味、発達段階ややる気をよく観察して、「やってみる?」と誘い、子どもの主体性を尊重すること。

とは言っても、数回しか会っていない子どもに適した教具を紹介するのは結構、難しい。

今回はRovini, Ayakaと私(Birdie)が、今回の子どもたちが手に取りそうないくつかの教具を用意し、担当を決めて始めた。

大人は子どもの右側(教師が右利きの場合、子どもが提供を見やすい)に座り、提供(活動を紹介すること)する。子どもが集中するための環境づくりも大切で、騒がしかったり、前方の動きが気になったり、見られていると落ち着いてできない子どももいます。

1対1で活動に向き合い、ちょっとした会話をしながら、活動に誘う。

提供を開始したら、教師(大人)は、ゆっくりやって見せ、多くの言葉を言わない(解説しない)。それは、子どもがよく観て、自分で思考し、”自分でやるんだ”という気持ちにさせるため。子どもが途中で手を出しそうになったら、「後でひとりでやってもらうからね。」と声をかける。こういった習慣を付けると、子どもの観察力、集中力が養われ、自立心が芽生えてくると思います。

大人は子どもが困難に直面したとき、すぐに口を出し、手を出したりすると自分から取り組む姿勢は育ちません。簡単に答えや解決方法を与えると、考えたり、工夫する子になりません。答えではなく、考え方を与えてあげることが大切だと思います。

子どもが何かできた時、大げさに褒めると「褒められるという行為」が子どもの活動の動機付けになり、子ども自身の「内からの意欲」が出て来ないかもしれません。子どもは大人が褒めてくれる活動、行動を選択するかもしれません。何か出来たら、「できたね。」とその事実を認めるだけでも十分な時もあります。そして、「この子は、次にどんなことに興味を持つだろう?」と大人が子どもの活動を考えることが、子どもにとって、「自分自身を、自分の成長をしっかり見ていてくれている」と感じることになると思います。


 「花瓶の水をこぼしてしまった」など、何か失敗した時、大人から怒られる、叱られると、臆病になり、大人の顔をみる子になります。失敗したときは、水をふくタオルがどこにあって、どのように拭いたらいいか、使ったタオルはどこに返せばいいか、大きい子になれば、洗って干すこともできます。解決の仕方をやって見せて、自分でできるようになれば、子どもも大人もストレスが少なくなります。

終わりに、子どもたちにはガーデンに出て、水菜やスダチを収穫して、持って帰っていただきました。室内では内気な子だった子が、外に出て、生き生きとした姿を見せてくれたことが印象に残った日でした。ご参加をいただきました皆様に、何かご家庭で参考になることがあれば幸いです。


モンテッソーリ教育の環境は、子どもが将来、自分の人生を自分らしく生きていくための準備をする場所だと思います。


次回12月のモンテッソーリ☆ライフのイベントは12月8日(土)14:30-16:00

こうさんがメインガイドを務める予定です。どうぞ皆様、感想や取り上げてほしいテーマなどがありましたら、お気軽にお知らせください。


追伸、最後にお出ししたパウンドケーキのレシピをご紹介します。

すり潰したカルダモンが爽やかに香るバナナ黒糖ケーキ

オリジナルレシピはバニラ、シナモンなどを加えているが、スパイスをシンプルにしてグラニュー糖を黒糖に変える事で引き締まった味わいとなりました。ナッツはお好きなものをどうぞ、

さらに、この日はフレッシュなオレンジシゼストを練りこみ、オレンジと砂糖を煮詰めたシロップをかけました。オリジナルに引き算、足し算、掛け算をしています。皆様もどうぞ、季節の素材でアレンジしてお楽しみください。

オリジナルレシピは↙︎ Original recipe

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