モンテッソーリ流料理の楽しみ方をバーディーがガイドします。
シェパーズパイのできあがり!
The best classic shepherd’s pie
焼きあがったら、熱々をいただくのも、もちろん美味しいですが、
ちょっと冷めても美味しいので、ピクニックのように外に持ち出すこともできます。
たくさん作って余ったら、冷蔵庫に入れて焼き直すと、また違った風味です。
どうぞ、召し上がれ。
素敵な皿にサービング(提供)、盛り方も大事。
ドラマティックな演出を楽しもう! 参考(YouTube)までコチラ
オリジナルレシピ(英語版) “ベスト クラシック シェパーズパイ” はコチラです。
6人分のレシピで3人分を作りたいなら、1/2で割り算をします。
分量で大さじは英語で言うと、Table spoonでtbsと表すことがあります。
英語のレシピは用語や表現のパターンに慣れれば、そう難しくはありません。
日本語レシピにない素敵なアイデアに挑戦してみてはいかがでしょうか?
【材料】
シェパーズパイ3人前(オリジナルレシピの半分)
(基本野菜)ジャガイモ3個、にんにく1片、玉ねぎ1個、にんじん1本
(アレンジ野菜)セロリ半分、ズッキーニ1本、まいたけ0.5パック、マッシュルーム5個、ブロッコリー1/4、大根1/4、アスパラガス3本、小松菜1株、
牛ひき肉150g *羊肉でもよい。
オリーブオイル1tbsp、ウスターソース1tbsp、トマトケチャップ2tbsp、小麦粉1tbsp、
野菜ブイヨンパウダー1tbsp(たくさん野菜を使う場合はなくてもよい)
パルメザンチーズ適量、バター20g、塩・コショウ少々
いろいろな材料を試してみよう。
まずはレシピ通りに、時には季節の素材で、スーパーのお勤め品で、冷蔵庫に残る野菜を使って、柔軟にアレンジしてみましょう。
モンテッソーリ教師バーディーが「子どもと作る」ためにガイドをします。
シェパーズパイに限らず、ほかのレシピでも子どもとモンテッソーリ流にクッキングを
楽しむことができるヒントになれば、幸いです♪
【ステップ①】
じゃがいもを水洗いをして、レンジにかける。動画(YouTube)を観たい方はコチラ
じゃがいも大1つが大人ひとり分、中1つが子どもひとり分が目安です。
【ステップ②】
玉ねぎを切る。ここは大人がします。動画を観たい方はコチラ
モンテッソーリ流ににんじんを切る。基本的な提供になりますので、コチラの動画を観てください。
調理をするとき、どの段階まで大人がして、どこから任せるか? 年齢ではなく、それぞれの技量に応じて判断。よく見ることが大事。大人はゆっくりやって見せる。言葉でたくさん説明をしたり、大人が手を添えて切るのではなく、子どもが自分で観察し、自分で考え自立して調理ができるように心がけています。幼児にはマッシュルームを割く。材料を持ってくる。野菜を洗う。味見をする。などの仕事もできます。
このレシピでは、”ダイス状に切る”という同じ作業を繰り返すので、技量の向上が期待できます。スクールでは包丁の扱い方など安全のための簡単なルールを設けています。
続いて、玉ねぎ、セロリ、ズッキーニを5ミリのダイス状に切る。
ちょっと長い面白動画(4分弱)はコチラ。どうぞ、作業をしながら、聴いてください。
野菜ごみは、コンポストを用意し、生ごみは畑の栄養(肥料)にします。
【ステップ③】
オリーブオイルを熱し、にんにく、玉ねぎを炒め、玉ねぎが透明になるまで火を通す。
【ステップ④】
にんじん、セロリなど堅い野菜から投入していき、ひき肉を入れ、塩、コショウとお好みでパセリやオレガノをふり、ウスターソース、野菜ブイヨンパウダー(なくても良い)、ケチャップを入れ、よく炒める。
【ステップ⑤】
全体に火が通ったら、小麦粉を加え、さらに炒める。小麦粉を入れと全体がまとまります。最後に葉物を投入することでシャキッとした歯ごたえを残すことができる。
【ステップ⑥】
ジャガイモはフォークでさして、火の通りを確認して、調理の間にフォークを使って皮をむきます。トングを使うとむきやすい。ジャガイモが温かいうちに、バターと粉チーズを入れて、マッシュポテトを作っておきます。
【ステップ⑦】
いい香りがしてきて、全体に火が通ったら、お味見をする。
子どもがいたら、「誰か、お味見してみる?」と聞いてみよう。
タイガイは「するウ~」となる。ここが大事なポイント。
子どもがこの味見で、「美味しい」となるとほぼ成功と言える。
【ステップ⑧】
オーブン(またはトースター)を220~240℃に予熱しておき、耐熱容器にフィリング(炒めたもの)を下層に、マッシュドポテトを上層にして均す。フォークなどでデザインしても良い。
オーブンの中段に入れて、約15分程度、少し焼き色がつくまで焼く。出来上がり!
ウスターソースでじっくり焼いた野菜は甘みが出て、美味しくなります。
基本野菜だけでなく、ちょっと子どもが苦手な野菜も挑戦できるレシピです。
成功の秘訣は、どれだけ子ども自身が調理に関わるかです。
子どもにわかりやすいシンプルなルールを設定し、できれば、どんどん任せていきましょう。材料や道具を用意、料理の途中のごみの分別、テーブルや床拭きなども料理の一部として、やり方を見せ、こどもにも役割を与えましょう。
Comments